Clinical Activity臨床活動

入院患者さんへの対応

オーラルヘルスセンター
（Oral Health Center, OHC）

センター概要

世界最高水準のトータルヘルスケアをコンセプトにした本学大学病院において、オーラルヘルスセンターは、入院患者さんの口の健康を支える部門として、2022年1月より開設されました。

口は、栄養の入口であり、ともすると感染の入口にもなり得ます。入院中は，全身疾患や入院生活の影響で口の機能や衛生環境が悪化しやすくなります。

その状態を放置すると、食事摂取が進まなくなり、栄養状態が悪化や口由来の感染症を来すことがあります。当センターでは、医系と歯系を有する本大学病院の様々な診療科と連携しながら入院中の口の健康維持改善をサポートしていきます。

おもな活動内容

全身麻酔手術後の合併症予防のために、術前から口の衛生環境の維持改善に務め、術後も口腔内にトラブルが起こっていないか確認します。また、全身の内科的な治療によって口の中に出現する合併症を予防するために、治療前・治療早期から口腔問題の早期発見・早期介入に務めます。

もし、入院中に口腔内にトラブルが発生したり、食べる機能が低下した場合には必要に応じて迅速に対応いたします。東京科学大学病院の特性を活かした病院横断的に多くの診療科や看護部などと連携して口腔ケアの推進に取り組んでいきます。

センターの特徴

病院基盤部門に位置し、口腔外科、歯周病、老年歯科、歯科麻酔、障害者歯科などの専門医と口腔保健学科の歯科衛生教員、OHC専従の歯科衛生士により構成された部門です。

様々な診療科に入院された患者さんの口腔内の問題に迅速に対応できるようスタッフ一同尽力いたします。